「無菌病棟って、どんなところなんですか?」

もし当時のわたしが誰かに聞けていたら、少しは心の準備ができたかもしれません。

今回は、ピーマンの入院生活のリアルをお話しします。

地獄の抗がん剤治療、24時間鳴り続ける音、患者さん同士の支え合い、そして看護師さんへの手紙で全員号泣した話まで。

長期入院を控えている方、そのご家族に届きますように。

無菌病棟は、基本的にひま

意外に思われるかもしれませんが、無菌病棟で過ごす時間は基本的にひまですw

テレビを見る、音楽を聴く、ゲームする、動画を見る、寝る。

行動範囲は限られているので、やることがないんです。

ただし。

抗がん剤治療が始まると、地獄に変わります。

絶対に身体に悪い「青色の抗がん剤」

ピーマンが今でも忘れられないのが、青色の抗がん剤だそうです。

見た目からして「絶対に身体に悪いやろ」という色w

実際に投与されると、強烈な吐き気。

そして、なぜかお腹が筋肉痛みたいになったそうですw

腹筋なんて一回もしてないのに。

抗がん剤は、がん細胞を攻撃すると同時に正常な細胞にもダメージを与えます。

吐き気、倦怠感、脱毛、味覚障害…副作用の出方は人それぞれですが、ピーマンの場合は「吐き気+謎の腹筋痛」でしたw

毎晩吐いて、眠れなくて、それでも次の治療がやってくる。

「気持ちで負けたら終わり」と言い聞かせる日々だったそうです。

いえ、実際に気持ちで負けてたそうですw

でも、そんなときに助けてくれたのは病棟の看護師さんでした。

「リラーックス、リラーックス。はーい、言ってみて。それから、ゆっくり深呼吸しましょう」

ピーマンは半信半疑で「リラーックス、リラーックス」と唱えて深呼吸したそうです。はたから見ると怪しいですがw

でも、不思議と抗がん剤治療で辛い体調が少し和らいだそうです。

不思議ですねw

でも、誰かがそばにいて優しい言葉をかける、それだけでも十分伝わるんですね。

看護師さんに感謝です。

👉入院中の体力低下については、こんなことも起きましたw👇

入院中に張り切って歩いたら筋肉痛で眠れなくなった話|白血病患者のリアル

24時間鳴り続ける「ゴォー」という音

無菌病棟には、独特の環境があります。

菌を入れないために、常に風が流れているんです。

その空調の「ゴォー」という音が、24時間365日、鳴り止みません。

ピーマンいわく、「気になる人はうつになるレベル」w

治療がしんどすぎてそれどころじゃない、というのが救いなのか何なのか😅

これから無菌病棟に入る方は、「音が常にある環境」だと知っておくだけでも心構えが違うと思います。

患者さんは「戦友」だった

大部屋に移ってからは、例の主とのケンカもありましたがw

基本的に、患者さんはいい人ばかりだったそうです。

「一緒に病気を治していきましょうね」

そういうスタンスの方が多く、長い入院生活の支えになりました。

同じ病気と闘う者同士、言葉にしなくても分かり合えるものがあったんでしょうね。

同じ病室の人が廊下を歩く、そんな姿を見るとピーマンも頑張って体力をつけようと一緒に歩いたそうです。

でも、患者さんの多くは点滴でつながれているため、点滴のバッテリーが切れると「ピーピーピー」と機械音が鳴り響きますw

鳴るまでに病室へ戻れるか、そこまでが勝負ですw

「点滴の機械が一番厄介やった」当時を振り返ってピーマンは言いました。

同じ病気の人が頑張っている、それだけで勇気をもらえるし、自分もやろうと思えたそうです。

例の主とのケンカ話はこちらですw👇

「おれはこの部屋の主やぞ!」入院中に夜中3時の片付けおじさんとケンカした話

看護師さんへの手紙で、全員号泣した話

長期間入院していると、看護師さんと仲良くなります。

(たまに合わない看護師さんもいますがw)

ピーマンは転院が決まった時、最初の病院でお世話になった看護師さん一人一人に手紙を書いて、お礼を伝えました。

毎晩吐いていた時、眠れなかった夜、心が折れそうだった日。

そばで支えてくれたのは、看護師さんたちでした。

手紙を渡した時——

ピーマンも、看護師さんも、女医さんも、全員号泣w

病室が涙で包まれたそうです。

病気は人と人の繋がりも作ってくれる。そう思えた出来事でした。

3年目から始まった「傷病手当金」生活

ここからは、お金のリアルな話です。

ピーマンの治療は転院してからが長く、トータルで数年に及びました。

最初の2年間は、会社から給料が出ていました。(本当にありがたい会社です)

しかし3年目からは、傷病手当金での生活に切り替わりました。

傷病手当金とは?

会社員が病気やケガで働けなくなった時に、健康保険から給料の約3分の2が支給される制度です。

支給期間は通算で最長1年6ヶ月。

働けない期間の生活を支えてくれる、本当にありがたい制度です。

高額療養費制度と並んで、会社員なら絶対に知っておくべき制度だと思います。

高額療養費制度の詳しい内容はこちら👇

26歳の夫が白血病になった話|2児の母が知っておきたかった高額療養費制度【体験談①】

地味に大変だったこと

ただ、当時のわたしたちには地味な試練がありましたw

傷病手当金の生活になってから、それまで給料から天引きされていた保険の支払いを、自分で銀行まで行って払わなくちゃいけなくなったんです。

子ども2人を抱えて、銀行の窓口へ。

今ならネットバンキングで一瞬ですが、当時は毎回銀行に行くのが本当に大変でした😅

病気になると、治療以外にも「細かい手続きの負担」が想像以上にあります。

これも、経験者として伝えておきたいリアルです。

まとめ:入院生活のリアルを知っておく

今回の話をまとめます。

・無菌病棟は基本ひま、でも抗がん剤治療は地獄
・空調の音が24時間鳴り続ける環境
・患者さん同士は「戦友」のような存在
・看護師さんとの繋がりが心の支えになる
・3年目からは傷病手当金で生活を繋いだ
・制度を知っていることが、家計と心を守る

病気そのものの辛さだけでなく、環境・人間関係・お金。

入院生活にはいろんな「リアル」があります。

でも、その全部を乗り越えて、ピーマンは今元気に働いています。

これから闘病される方、支えるご家族の方。

大丈夫。乗り越えた家族が、ここにいます。

【今日の自由になるための一歩】

会社員の方は、自分の会社の「病気休職時の給与規定」と「傷病手当金」について一度調べてみてください。元気な今だからこそ、知っておく価値があります。

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