新NISAを始めた後に絶対やること!/夫が白血病でも家計が崩れなかった理由
新NISAを始めた後に絶対やること|夫が白血病でも家計が崩れなかった理由
新NISAを始めたはいいけど、夫が病気になったら積立を続けられる?白血病の夫を持つ私が実践した「緊急資金×NISA」の守り方を解説します。
NISAを始めた夜、ふと怖くなった
新NISAの口座開設が完了して、積立の設定もできた。
「よし、これで将来に向けて一歩踏み出せた」と思ったのも束の間。
その夜、布団の中でこんな不安がよぎりました。
「もし急にお金が必要になったら、NISAのお金を崩すしかない?」
夫(ピーマン)が白血病になったとき、私はまさにこの状況に直面しました。
積立を始めたばかりで、緊急のお金なんてどこにもなかった。そのときの焦りと後悔は、今でも忘れられません。
今回は、NISAを始めた後に絶対やっておくべきことをお伝えします。投資の前に、まずこれをやっておくだけで、家計の崩れ方が全然違います。
①共感:「NISAを始めたのに、なぜかまだ不安」なのはなぜ?
NISAを始めた直後、なぜか気持ちがスッキリしない方は多いと思います。
「投資を始めた!」という達成感はあるのに、どこかふわふわした不安感が残る。
その正体は、「もしもの時の備えが何もないまま、お金を運用に回してしまった」という無意識の焦りです。
投資は基本的に「すぐに引き出せないお金」で行うもの。でも生活していれば、急な出費は必ずやってきます。
車の修理、子どもの受験、そして——家族の病気。
私の場合は、結婚して3年目にピーマンが白血病になりました。子どもは2人、下の子はまだ生後2か月。
そのとき痛感したのは、「投資より先にやることがあった」ということでした。
②問題の本質:投資と貯金は「役割」が違う
NISAを始める前に多くの方が誤解していることがあります。
それは、「貯金も投資も、どちらも”お金を増やすもの”」という認識です。
実は、この2つはまったく別の役割を持っています。
| 緊急資金(貯金) | NISA(投資) | |
|---|---|---|
| 目的 | いざという時に使う | 将来のために増やす |
| 引き出し | いつでも可能 | タイミングによっては損する |
| 置き場所 | 普通預金・高金利口座 | 証券口座 |
| 優先順位 | 先に作る | 緊急資金が揃ってから |
NISAは「絶対に使わないお金」で運用するものです。
でも緊急資金がない状態でNISAを始めると、いざという時にNISAを崩すことになる。暴落時に売れば損失が確定してしまいます。
「投資は余裕資金でやる」というのは、こういう意味だったんです。
③原因:なぜ緊急資金なしでNISAを始めてしまうのか
原因1:「貯金ゼロでも積立100円から始められる」の落とし穴
NISAは月100円から始められます。この手軽さがゆえに、「とりあえず始めよう」と緊急資金の準備を後回しにしてしまいがちです。
始めること自体は正解。でも緊急資金の目標額を決めずに始めるのは危険です。
原因2:「いざとなれば解約すればいい」という誤解
NISAはいつでも売却できます。でも売るタイミングが最悪だと、元本割れのまま現金化することになります。
リーマンショック級の暴落が来た直後に「生活費が足りない」となったら——そのタイミングで売るしかなくなります。
緊急資金がないということは、最悪のタイミングで売ることを強いられるということです。
原因3:「病気になるのは自分じゃない」という思い込み
これは私自身が強く感じていたことです。ピーマンが白血病になるまで、「まさか自分の夫がそんなことに」なんて想像すらしていませんでした。
でも、病気は突然やってきます。それも、一番お金がかかるタイミングで。
④解決方法:「生活防衛資金」を先に作る
NISAより先に、まず**「生活防衛資金」**を作ってください。
生活防衛資金とは、急な収入減や大きな出費に備えるための「手をつけないお金」のことです。
目標額の目安
生活費の3〜6か月分が一般的な目安です。
- 月の生活費が20万円の家庭 → 60〜120万円
- 子どもがいる・夫が病気など不安要素がある家庭 → 多めの6か月分
ピーマンが白血病になってから、私たちは最終的に生活費6か月分を普通預金口座に確保するようにしました。
おすすめの置き場所
生活防衛資金は「すぐ引き出せて、少しでも金利がつく場所」に置くのがベストです。
- ネット銀行の普通預金(金利0.1〜1%台のものが多い)
- 例:住信SBIネット銀行、楽天銀行、あおぞら銀行BANK支店など
**大切なのは「NISAとは別の口座」に置くこと。**目的の違うお金を一緒にしてしまうと、いざという時に判断が鈍ります。
⑤具体アクション:今日からできる3ステップ
ステップ1:今の「生活費/月」を把握する
マネーフォワードMEなどの家計管理アプリで、先月の支出を確認してください。
食費・光熱費・家賃・通信費・保険料——すべて合わせた金額が「生活費/月」です。
ステップ2:目標額を設定して専用口座を作る
生活費×6か月分を目標に、普通預金とは別の口座を1つ作ってください。
口座名義を「緊急用」などに設定しておくと、使い込みを防げます。
ステップ3:NISAと並行して積み立てる
「生活防衛資金が貯まるまでNISAを止める」必要はありません。
たとえば——
- NISA積立:月5,000円
- 生活防衛資金積立:月10,000円
このように並行して積み立てながら、先に防衛資金を満額にするのがおすすめです。
目標額に達したら、NISAへの積立額を増やせばOKです。
「守る貯金」と「増やす投資」を同時に育てていくイメージです。
まとめ:NISAより先にやることがある
今日お伝えしたことをまとめます。
- 新NISAを始める前(または始めた直後)に、生活防衛資金を用意する
- 目標額は生活費の3〜6か月分
- NISAとは別口座に置く
- 満額になったらNISAへの積立を増やす
ピーマンが白血病になってお金の不安を抱えた私だからこそ、これだけは声を大にして言いたい。
投資は、守るお金があってこそ続けられる。
せっかく始めたNISAを「最悪のタイミングで崩す」ことがないように、今日から少しずつ防衛資金を育ててみてください。
【今日の自由になるための一歩】
生活防衛資金の置き場所として、ネット銀行口座を1つ作ってみましょう。口座開設は無料で、スマホから10分でできます。NISAと並行して「守るお金」を積み上げていくことが、本当の意味での家計の安心につながります。
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